実家の裏に大きな栗の木がありました。
毎年、春先の芽吹きの頃には
栗の木の下 家族でおにぎりを食べたり
秋にはイガイガと闘いながら
みんなで栗拾いをした栗の木。
その栗の木が数年前、
一斉に枯れてしまいました。
大きく存在感もあり、思い出もあっただけに
枯れた姿を見るたびにちょっとさみしい気持ちに。
先日、木こりの旦那に
枯れた木を倒してもらいました。
栗の木の皮は器の釉薬の原料として使うことに。
栗皮の灰、
買うと ものすごく高価でもあるんです。
まずは燃やして灰に。
青紫の炎がゆらゆら綺麗です。
燃やし切った灰は
水に浸けます。
数ヶ月かかけて、
水を取り替えながら灰汁抜きをし、
他の原料と調合してテストを繰り返し
釉薬になります。
上のバケツは数週間前から灰汁抜き中の
雑木の灰。
下が栗皮灰です。
午前中に収穫したにんにくの横で。
辺りはにんにくの香りでいっぱいです^ ^
思い出の栗の木。
木は枯れてしまったけど、
灰を釉薬して
焼き上げたうつわを
使いながら、見ながら
家族で栗の木の話ができたら
すてきだなぁ、うれしいなぁ。