2016年7月4日月曜日

原土で。

朴禾への通い道沿いにある牧草地。
そこで春先に始まった工事途中、重機で削られて現れた粘土の層。なんと美しく良質の粘土のグラデーション!
居ても立っても居られず、すぐに工事の方に許可をいただき掘り崩しては土のう袋へ詰めて運びました。
土と出会った同時期、
84(はちよん)さんで叢さんと作品展のお話しが持ち上がり、
この原土を生かした植物の鉢が作りたい!掘りながら焼き上がりのイメージが次々と浮かんできました。


寝かさず精製もせず、掘りたてフレッシュ!の原土を練って形を作る。はじめての試みです。

画像は仕上がった作品のひとつ。
焼成後、石がハゼたり溶け出たりと原土ならではの豊かな表情。
改めて原土の力を感じました。
たおやかでおおらか、やさしくやわらかい。そんな感覚を土からもらって焼き上げてます。

8月の展示会、
春にこの土に出会った瞬間から、
歯車が噛み合って動き出した気がしてなりません。
あの土の層を見たときから、ずっとわくわくしています。わくわくしながら土を掘り、わくわく練り、わくわく作り、わくわく焼き上げてます。
全部の作品を叢 小田さんにバトンを渡すまで、わくわく!しっかりと土と対話しながらひとつひとつ仕上げていきますね。
私も早く84さんのギャラリーに並んだ姿が観たいなぁ。
ではまた途中経過、展示会の詳細など
お便りします。


おまけ。

全身泥だらけで土を掘っていたとき、
通りかかったおじさんに
「工事の人ですか?」と尋ねられたり
木こりの旦那が
「おたくの奥さん化石調査を始めたの?」
と聞かれたり、、道沿いなので結構目立ってました笑
そんな私の姿を見かねた?
工事の方がダンプ一杯、粘土を運んでくださいました。
嬉しかったなぁ。。植物の入った鉢を持ってお礼に行きますね。

7月もがんばろー!おー!



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